「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル」を読んで

Katsuhiko Yoshida
kyoshida’s log
Published in
2 min readJan 19, 2017

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年始に「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル」を読みました。

Amazon の内容紹介では次の記述があります。

ソフトウエア開発者専用に、「より良い人生」を送るためのノウハウ・スキルを網羅した、生き方バイブル本です。

これまで、より良いコードの書き方や新しい技術に関する書籍はあったものの、この本のようなソフトウェア開発者向けに書かれた人生の指南書はおそらく初めて読みました。

筆者は18歳からソフトウェア開発者としてのキャリアをスタートし、33歳で引退しています(ただし、全く仕事をせず遊んでいるという訳ではない)。これには不動産投資の成功という要因もあるのですが、自身をマーケティングして開発者として成功した点も大きいようです。

読む前に色んな評判を聞いていたので、果たして自分に合うか分からなかったのですが、参考になる内容が多かったと思います。

例えば「第6部 やっぱり、体が大事」の”食事についてのハック”のストイック過ぎる姿勢はまさにアスリートと言っても過言ではないでしょう。もともと自分は体のメンテナンスに気をつけているつもりで、実際著者より運動量はあるのですが、ここを読むとそういった事を公言するのは止めておこうかという気持ちになります。

また、「第50章 給与交渉の方法」の”数字を先に言った方が負け” ”先に数字を出してくれと言われたらどうするか”は、少し苦々しい思いをしながら読みました。この交渉術は割りと有名な話だそうですが。

全体を通して筆者がガチムチ過ぎて、自分を含めた多くの人がこの通りに出来ない内容が多いかもしれません。ただ、過去の失敗を含めて、ソフトウェア開発者として人生のひとつの上がり方を書いたものとして、とても意味があったのではないでしょうか。

ちなみに生産性を向上させる方法としてポモドーロテクニックについて書かれていて、自分も KanbanFlow を試していたのですが、いつの間にかこうなっていました。

ドラマは無事最後まで泣きながら観た事を加えて報告しておきます。

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